塩の愛
今の世の中、砂糖菓子のような愛を語る人が多い。
確かに、幼少時には、砂糖のような愛が必要でしょうが、
大きくなるにつれて、そういう愛は不要となるのです。
砂糖のような愛は、時には、人間を堕落させるのです。
大きくなっても、そういう愛が欲しいと感じるのは、
まだまだ親から自立できていないからです。
人間を育てるには、塩の愛も必要です。
親から来る愛は、砂糖のような愛で、
他人から来る愛は、塩の愛でしょう。
子供は、砂糖が多く含まれた食べ物を好む。
その時期は、親に甘える。
しかし、大きくなって、甘いものを食べなくなると、
いつの間にか、親(甘い)からも自立していく。